みなみの解体解体コラムその他解体事例1

解体コラム

解体事例1

こんにちは。南日本ハウスグループ南日本開発㈱【みなみの解体】です

実家に住むことが出来たら実家の建物が丈夫だったら…まだ両親が元気だったら…なんて思っても現実はなかなか厳しいものです。

そこで身近な方(Aさん)が現在悩まれている問題をご紹介したいと思います。

 

現在の状況

ご両親の片親は2年前に他界され現在片親のみ元気にしている状況ですが、住んでいたこの場所には病気で住めなくなりました。
もちろん、まだ建物も水道光熱も普通の方が住むには問題ないのですが、娘も息子もそれぞれ家庭があり、持ち家があるので実家に住むことはできません。
なお、片親も元気ではありますが住めないので近くの娘の家に現在同居しております。住所の変更も1年前にしたそうです。

築50年の木造住宅の構造

築50年の木造住宅の構造は、基本的には木材を使用した軸組工法や柱・梁・桁などの構造材を組み合わせて建てられています。一般的には、柱と梁で構成される軸組構造が主流で、壁や屋根には合板や防水シート、断熱材などが使われています。また、基礎にはコンクリートや煉瓦などが使用されています。50年の歴史の中でDIYで独自のトタン屋根でカーポートを造ったり、子供部屋を追加したりしてます。昔の特徴でもありますが、玄関の敷居が高く段差があります。また部屋を区分けされた壁が多くドアや押し入れが多い作りです。
Aさん的には広かった印象だそうです。また、土砂壁でできているので50年経った今ではポロポロしてきます。築50年という年数が経過した木造住宅では、経年劣化や環境の影響によって、木材の劣化や腐食、建物の歪みやひび割れなどの問題が発生してくるのは避けられません。そのため、定期的な点検やメンテナンスが必要となる場合があります。

 

空き家になって一年の間の管理

空き家になってからは正直大変だったそうです。何が大変だったのか取り上げてみようと思います。

管理問題

1.郵便物

郵便物は入れないでくださいと書いてあっても必ずなにかしらポスティングしてあったそうです。なぜなら空き家とわかると問題が生じるかもと玄関の外灯を夜は付けていたそうです。
いわゆる居留守っぽくしていたそうです。ポスティングされた郵便物も三日に1回は取って処分していたそうです。防犯対策も時代物ですと笑って話してくださいました。住所変更と同時に郵便物の住所変更もされたそうです。いまだに郵便物は入るそうですが( ´∀` )。

2.内部残物処理

内部残物処理は一年かけてとにかく毎日ちょこちょこしていったそうです。4部屋あるので一番奥の部屋の物から処分する内容を分けて大きい家具家電は隅によせて小物類は燃えるゴミ・燃えないゴミに分け、普通のゴミ捨て場に捨てれる日に捨てるといったことを365日で済ませていったそうです。これが本当に大変だったそうです。なぜなら田舎の森の近くに建っているおうちだったので虫嫌いのAさんは何かを動かすたびに生きている虫に遭遇したり死んでいる虫を目にしたり何度なきそうになったことかとおっしゃってました。

3.粗大ごみ

大きい棚やベッド・布団・マット等も処分する際、解体業者に知人がいて工事作業時用のゴミ箱(コンテナ)を手配し、大きいものはできる限り解体してそのゴミ箱へ投函していきました。
いっぱいになったら引き取りをお願いしてまた交換していただいたようです。自分でゴミ処理場に行くとさらに手間が増えるし運ぶのも大変だし自家用車では無理なので効率を考えてそうされたようです。ただ、家電やみずやや婚礼家具などはコンテナでも難しいので、家電は知り合いに譲ったり業者さんに処分引き取りをお願いしたりして、家具は鹿児島市の粗大ごみ引き取りのサポートがあったのでそこにお願いしたそうです。https://www.city.kagoshima.lg.jp/shigenseisaku/gomi/kate/dashikata/wakekata/sodaigomi.html

ただ、かなりのお客様からの依頼が多く申込してから6か月待ったそうです。それでも、高齢の方にはうれしいシステムですよね。

家屋内収集の実施

粗大ごみは、皆さんが家の前など指定の場所に運び出すことになっていますが、自ら屋外に運び出すことが困難な世帯を対象に、家屋内まで入り、粗大ごみを収集します。(立ち会いが必要となります。)

対象となる世帯(次の方々のみで構成される世帯)

  • 65歳以上の高齢者のみの世帯
  • 障害者(身体・精神[1・2級]、療育手帳交付者[知的:A判定])のみの世帯
  • 要介護3から5の認定者のみの世帯

(注)事前に要件の確認をさせていただきます。

(注)申し込みから収集まで約2ヵ月かかります。

このシステムを利用されたとのことですので問い合わせてみるといいかもしれません。

4.災害問題

空き家になってしまった家も人が住まなくなると心配もふえます。なぜなら、湿気の多い梅雨時期6月・台風の多い夏8月9月・寒くなる12月からは霜問題や凍結問題(配管などの損傷)
春はたま-に床板と床板の隙間やサッシの隙間から雑草がポツンと生えていたこともあったそうです。なので、台風時にはご近所さんにも迷惑がかからないように植木鉢の移動や屋根や物がとばないようにブルーシートをしにいき、窓には雨戸をだして帰ったりしていたそうです。毎日作業する間も空気の入れ替えも行い、暇さえあれば実家の片づけをしたそうです。
それでも片親に聞かなきゃわからない資料や物も多くてパパっと片付けすることが難しいのは今でも残っていますと教えてくれました。

 

受入れ問題

片親がまだ元気でいることはとてもうれしいことですが、相方が亡くなったことや実家に住めなくなったこと等受け入れることにも時間を要したそうです。
物は簡単に処分撤去できても心はなかなか難しいですし、本人がその気持ちに整理がつかないと周りがいくらこうでしょあーでしょいってもなかなか受け入れられないものですよね。
Aさんのすごいところは一年かけてすこしずつ進めたことが片親の気持ちを動かしていったのかもしれないといいました。
また、娘のAさんが仕事をしながら行っていたことに感謝も申し訳なさも感じていつもありがとうよりごめんねごめんねと言ってきたのでそれも娘的に困惑したそうです。
そして母にごめんねと言わずにありがとうって言ってくれた方が気が楽だよと伝えてからはありがとうと言ってくれるようになって気が楽になったとのことでした。
言葉ってすごいですよね。言い方変えるだけで取り方も変わってくる魔法みたいだなと勉強させられました。

 

解体問題

現在解体を弊社でお見積もりしてくださっております。今回解体工事を考えようかと一歩踏み出したきっかけが当店のオープンイベントだったそうです。
広告をみてAさんの親が話聞いてみようかと切り出したそうです。それだけでも1歩前進ですね。そして、現調調査まで終了しております。

現調調査した結果の問題点が出てまいりました

Aさんの実家の隣接道路がなんと他人の所有する道路になっており、もし、解体してもまた土地を売って建物を建てれるかというと困難だということです。

またこの続きはまた別のコラムで解体事例2【続】項目として掲載させていただきます。あーどうなるのでしょう…。

 

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