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解体コラム

2024.11.11

木造内部解体

こんにちは。南日本ハウスグループ南日本開発㈱【みなみの解体】です

普通の解体とは違って骨組みは残しつつ、建物の中の改装やリノベーションを行う際や、建物の老朽化や損傷が進み内部の構造を補修や強化するために行われるのが内部解体となります。
よく街中で “前はこの場所に飲食店が入っていたのに、ここライブハウスに変わったんだねー”なんて知人と話したりしませんか?そういう場所は内部解体が行われ新しい場所として生まれ変わったところです。ただ、木造ではない場合が多いのでまた別の話になりますが、自宅などは木造建物も多いため、今回は木造での内部解体のお話をしていきたいと思います。

 

木造内部構造

木造内部構造は、一般的には梁と柱を組み合わせて支える骨組み構造となっています。
まず、基礎部分に土台を敷き、その上に柱を立てて梁を渡し、屋根を支える形になります。
柱と梁は、通常は木材を使って作られます。
柱は建物の重量を支える役割を持ち、梁は柱同士を繋ぎ合わせて建物全体を支える役割を果たします。
梁と柱を組み合わせることで、建物全体が安定して立つようになります。
また、梁と柱の間には間柱や補助柱が設置されることもあり、より安定した構造を作ることができます。
さらに、壁や床も木材を使って作られており、これらも構造体として建物全体を支える役割を果たしています。
木造内部構造は、木材を用いたシンプルで使いやすい構造として古くから使われており、日本の伝統的な建築物にも多く見られる形式です。

※日本は大工さんがその技術や知識を駆使して素晴らしい建物を作り上げる姿が魅力的であり、木を使って美しい建物を生み出す力や、職人としての誇りを感じる姿勢が建物を通じて人々の生活や暮らしを支える存在であることもかっこいいですよね。

木造内部解体を行うメリット

安全性の向上

木造内部解体を行うことで、建物の耐久性や安全性を向上させることができます。古い木材や柱が腐食している場合、建物全体の安定性に影響を与える可能性があります。

 防腐処理

木造内部解体を行うことで、腐食や害虫の被害を未然に防ぐことができます。古い木材や柱を取り除き、新しい材料で補強することで、建物の寿命を延ばすことができます。

改修やリフォームのしやすさ

木造内部解体を行うことで、建物の内部をリフォームや改修する際に作業がしやすくなります。古い壁や柱を取り除いたり、新しい設備を取り付けたりする際に、解体作業がスムーズに進められます。

環境への配慮

木造内部解体を行うことで、廃棄物の処理やリサイクルがしやすくなります。古い木材や柱を再利用することで、リサイクル効果を高めることができます。また、廃棄物の適切な処理を行うことで、環境への負荷を軽減することができます。

建物の価値向上

木造内部解体を行うことで、建物全体の価値を向上させることができます。新しい材料や設備を取り入れることで、建物の外観や機能性を向上させることができます。これにより、建物の資産価値や利用価値が向上する可能性があります。

 

木造内装解体の方法や順序

安全確保

作業を開始する前に、周囲の安全を確保するために必要な措置を講じます。これには、作業エリアを遮るための安全柵や看板の設置、必要な保護具の着用などが含まれます。

 設備の撤去

木造内装を解体する前に、電気設備や配管などの設備を撤去します。これにより、作業がスムーズに進行し、安全性が確保されます。

壁や天井の解体

木造内装の壁や天井を解体します。これには、壁や天井の表面材を取り外す作業や、構造材の解体作業が含まれます。慎重に作業を進め、周囲の環境に影響を与えないように注意します。

床の解体

最後に、床の解体作業を行います。床は様々な素材で構成されているため、解体方法も異なります。床の素材によっては、特殊な工具や技術が必要になる場合もありますので、専門家の助けを借りることも考慮してください。

 廃棄物の処理

解体作業が完了したら、解体した木造内装の廃棄物を適切に処理します。リサイクル可能な部材は分別し、適切な処理方法を選択して廃棄物を処分します。

 

以上が、木造内装の解体作業の一般的な順序です。ただし、解体作業の具体的な手順は、作業対象の木造内装の状態や構造によって異なる場合がありますので、専門家のアドバイスを参考にしながら作業を進めてください。

 

木造住宅の内装解体の流れと期間

木造住宅の内装解体の流れと期間は以下の通りです。

1. 着手準備(1日〜数日) 解体作業を開始する前に、必要な許可や手続きを行います。また、解体作業の計画や安全対策を立てます。
2. 解体作業(数日〜数週間) 内装の解体作業が始まります。壁や床、天井などを取り外し、廃材を適切に処理します。作業の進行具合や作業の難易度によって期間は異なります。
3. 廃材の処理(数日〜数週間) 解体作業で出た廃材を適切に処理する必要があります。リサイクル業者やゴミ処理業者と協力して廃材の分別や処分を行います。
4. 終了作業(1日〜数日) 解体作業が完了したら、現場を清掃し、残された家具や設備などを撤去します。最終的な清掃を行い、解体作業が終了します。

 

以上の流れに従って木造住宅の内装解体を行うと、期間は1か月〜数か月程度かかる場合があります。作業の複雑さや広さ、解体業者のスケジュールなどによって期間は変化するため、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。

 

木造住宅の内部解体費用目安

木造住宅の内装解体費用は、床面積や建物の階数によって異なりますが、一般的な目安として以下のような金額が考えられます。

20坪:約50万円〜80万円
30坪:約80万円〜120万円
40坪:約120万円〜180万円

また、階数によっては、解体費用が変わることがあります。1階建てと2階建ての比較例を以下に示します。

1階建て:20坪の場合、約50万円〜80万円
2階建て:20坪の場合、約80万円〜120万円

ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は解体業者や解体範囲によって異なりますので、詳細な見積もりを取ることが重要です。また、内部解体の際の内部に残っている残物処理などの費用は別途必要になると思いますので、解体業者に相談してみてくださいね。

また、店舗やショップ・居酒屋・マンション等は用途別に把握する必要がありますので目安とは異なる可能性があります。内容をちゃんとお伝えし、現調したうえでのお見積もりをお勧めいたします。

まとめ

いかがでしたか?

解体も全部解体する必要もなく内部だけ解体してまた別の形に生まれ変わらせる解体もありますので、解体業者にご相談されるのも一つの手段ですね。
弊社では南日本ハウスグループとして建物の売買を行いつつ、新たな分野でリフォームも手掛けております。現在も多くのリフォームもさせていただいておりますので解体→リフォーム→売買といった一連の流れとしてのご活用も承っております。何かご相談等あればいつでもご連絡お待ちいたしております。

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