「こんな場所、本当に解体できるの?」
そんな声をいただくのが、**狭小地(きょうしょうち)や旗竿地(はたざおち)**のような特殊な立地です。
敷地が細長く重機が入らなかったり、隣家との距離が極端に狭かったりと、通常の解体工事では想定しない工夫が求められる現場もあります。
今回は、そんな「難所」とも言える土地の解体工事におけるポイントや注意点、そして費用への影響まで、わかりやすく解説します。
🧱 狭小地とは?旗竿地とは?
▶ 狭小地(きょうしょうち)
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20坪以下の土地や、建物と隣接地の間が極端に狭い敷地
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都市部に多く、隣家とギリギリに建てられていることも
▶ 旗竿地(はたざおち)
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細長い「竿」部分の奥に建物がある「旗」のような形状
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前面道路に面しておらず、重機やトラックが進入できないケースが多い
🚧 工事が難しい理由とその対処法
1. ❌ 重機が入らない → 手作業(手壊し)での対応
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建物の内部から手作業で少しずつ解体していく
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解体ガラ(廃材)は一輪車や手運びで搬出
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足場もコンパクトなものを分割して設置
🧰 ノウハウポイント:
解体工程が通常の2~3倍の手間と時間がかかるため、作業スケジュールに余裕を持つことが重要です。
2. 🧱 隣家との距離が狭い → 養生と振動・騒音対策が重要
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防音シート・粉じん防止の散水を徹底
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隣家との距離が数十cmの場合、接触や振動による影響が起こりやすい
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解体時の振動で隣家の壁にヒビが…という誤解も想定し、事前に写真記録を残しておくのが安心です
🧰 ノウハウポイント:
工事前に隣家へ丁寧な挨拶と説明を行うことで、トラブルを防ぎやすくなります。
3. 🚛 資材搬出・車両の出入りが困難 → 搬出拠点の確保と誘導がカギ
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2t車や軽トラでの小回り対応
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前面道路に停車する場合は道路使用許可の取得が必要になるケースも
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交通誘導員を配置するなど、安全管理を強化
🧰 ノウハウポイント:
搬出に時間がかかるため、1日あたりの作業量が限られ、日数と人件費に影響が出ます。
💴 狭小地・旗竿地の解体は費用が上がる?
はい、一般的な立地に比べて割高になる傾向があります。
その理由は以下のとおりです:
費用が上がる要因 | 内容 |
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💪 人力作業の比率が高い | 重機が使えず手作業中心になる |
🚧 搬出の手間と時間 | 道幅制限・距離の問題により運搬回数増 |
🛡️ 養生や安全管理の強化 | 近隣建物が近いため、対策が必要 |
📝 許可申請や近隣対応 | 道路使用許可、トラブル防止の調整など |
✅ 解体業者選びのチェックポイント
狭小地や旗竿地の解体を依頼する場合、以下の点に注目してください:
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✔️ 狭い場所での解体経験があるか?(施工実績を確認)
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✔️ 重機が使えない現場の費用説明が丁寧か?
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✔️ 近隣対応・養生・安全対策の体制が整っているか?
🧑🔧 こうした現場は、**実績と現場力がモノを言います。**価格だけで選ぶと、後から追加費用や近隣トラブルに繋がることも。
✨ まとめ|“難しい立地”こそ、プロに相談を
狭小地・旗竿地の解体は、たしかに一筋縄ではいかない現場です。
しかし、経験豊富な業者が対応すれば、安全かつ丁寧に進めることが可能です。
みなみの解体では、これまで数多くの狭小地・旗竿地の解体実績があります。
「こんな場所でもできるのかな?」という不安をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
📷 現地調査は無料です。写真や図面があれば、非対面の概算見積りも対応可能です!