「そろそろ実家の解体を考えようかな…」
「見積もりを取ったけど、思ったより高い!」
そんなときに、意外と見落とされがちなのが「付帯工事(ふたいこうじ)」の存在です。
今回は、実際に多くの方が「聞いていなかった」と驚く、解体費用に含まれる付帯工事とは何か?について解説します。
見落とされがちな“付帯工事”とは|想定外の出費を防ぐチェックポイント
✅ 付帯工事とは?解体費用に“後から加算される”費用
付帯工事とは、建物本体を壊す以外に必要な周辺作業のことです。
これらは現場の状況によって大きく異なり、事前に知らないと「追加費用がどんどん増える」ことになりかねません。
たとえば以下のようなものが含まれます:
🧾 よくある付帯工事と費用の目安
工事内容 | 具体例 | 想定費用目安 |
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残置物処分 | 家具・家電・ゴミ | 5〜30万円 |
外構撤去 | カーポート・塀・門・倉庫 | 5〜15万円以上 |
植栽撤去 | 庭木・竹・庭石の伐採 | 数千円〜数万円/本 |
井戸・浄化槽処理 | 埋戻し+お祓い・閉栓など | 3〜15万円 |
アスベスト調査・除去 | 法的義務・石綿含有調査 | 3〜数十万円 |
地中埋設物撤去 | 瓦礫・基礎・浄化槽残骸など | 数万円〜 |
整地・造成 | 砕石敷きや地ならし | 10〜30万円 |
🗒 実際の現場では、付帯工事だけで解体費用の2〜5割を占めるケースもあります。
🏗 なぜ付帯工事が発生するの?
付帯工事は「建物の周囲」や「地面の下」「建物の中」にあるものが対象です。
たとえば…
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住人が残した家具がそのまま → 残置物処分費が発生 ※ない場合は費用発生しません
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庭に古い倉庫や物置 → 外構撤去費が加算 ※ない場合は費用発生しません
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建物にアスベストが含まれていた → 除去・届出が必要 ※アスベストが含まれていた場合、必ず必要です
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土中から古い基礎やガラが出た → 地中障害物処理費が発生 ※土中は建物解体後にしか確認できない可能性が高いので追加費用が発生する恐れがあります
※ない場合は費用発生しません
こうした内容は、現地調査しないとわからないことも多いため、「思っていたより高い」というトラブルの元になりがちです。
これは必ず契約書にも記載されているか確認することが重要です。
🔍 解体見積の付帯工事についてのチェックリスト
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家の中に物が残っていないか(タンス・家電など)
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外にカーポート・塀・物置などがあるか
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庭木や竹・庭石の規模はどうか
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井戸・浄化槽・古い墓などが敷地にないか
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建物が古く、アスベスト使用の可能性があるか
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整地や砕石敷きを希望しているか
💬 解体費用が高くなってしまう前に
「建物だけ壊せばいいと思っていたら、残置物や井戸のお祓い、庭の処理まで…」
そうならないためには、見積もりの段階で“付帯工事込み”で考えることが大切です。
当社では、現地調査の際に必ず以下を実施しています
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付帯工事項目の丁寧なヒアリング
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お祓いや改葬が必要な場合の提携先紹介
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処分場のルート確認、重機回送費の明示
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不明点のある箇所は「別途見積」ではなく「概算目安」付きで提示
📩 まとめ:解体費用の“本当の総額”を知ってほしい
付帯工事は、あとから気づいて後悔しやすいポイントです。
だからこそ、最初にきちんと知っておけば、トラブルや不安を避けることができます。
南日本開発【みなみの解体】では、わかりやすく丁寧な見積もり説明を心がけ、現地調査から付帯工事までしっかりサポートいたします。
「予算内でおさまるか不安…」「追加で何がかかるの?」など、小さな疑問でも、お気軽にお問い合わせください。