解体工事のお見積もりをお出しすると、多くのお客様が「これ以上、費用がかかることはありませんか?」とご質問されます。
もちろん、私たちはできるかぎり正確で明瞭なお見積もりを心がけています。
しかし、解体工事の性質上、現地調査だけでは見えない部分で、やむを得ず追加費用が発生する場合もあります。
今回はその代表的なケースを、事前に知っておくべきポイントとして丁寧にご紹介します。
「追加費用」が発生する可能性がある3つの代表例
1. 🧪 アスベストの除去費用
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お見積もりにはアスベスト含有の調査費用は含まれています。
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しかし、調査の結果、アスベストが検出された場合には、
専門資格を持つ作業員による除去作業と、適正な処分が必要となります。 -
この除去費用は、調査結果が出た後に初めて確定するため、
見積もり段階では含めることができません。
🔎【例】屋根材(スレート)、外壁(サイディング)、天井材(パーライトボード)などに含有の可能性
2. ⛏ 地中埋設物の撤去費用
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解体工事では、建物を解体した後に初めて地中の状況が見えるようになります。
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そのため、以下のような埋設物が出てきた場合には別途処理費用が発生します。
💡 例:古いコンクリート基礎、井戸、浄化槽、焼却炉、瓦・ガラ・鉄くずなどの残留物
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特に築年数が古い住宅や増改築を繰り返した建物では、事前に予測できない地中物が見つかる可能性が高まります。
3. 🚧 重機搬入・安全管理の追加対応
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現地調査では把握しきれない現場環境の変化や、以下のような施工制約によって追加費用が発生するケースがあります。
🚧 道路幅が極端に狭く、重機の種類変更・クレーン手配が必要
🧱 隣家との距離が近すぎるため、手作業解体への変更が必要
🚫 電線・電柱・構造物との干渉で安全措置が強化される
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これらは現場状況や近隣との調整によって柔軟に対応する必要があるため、
工事開始後に判明することもあります。
追加費用を回避するために、できること
✅ ご相談時に以下の情報をご共有いただけると、精度の高いお見積もりが可能です。
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建物の築年数・構造・改築履歴
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建物の内部状況(家財の有無)
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現地写真(外観・前面道路・周辺環境など)
✅ また、みなみの解体では…
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現地調査の際、リスクとなりうる要因を丁寧にご説明します
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万一、追加が発生しそうな場合も、事前にご連絡・ご了承いただいたうえで進行します
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ご不安な点は、メール・電話などでいつでもご相談可能です
まとめ|「見積もりに出ていない費用」は理由があります
解体工事は、地中や建材の内部など、目に見えない部分にリスクが潜んでいる工事です。
私たち【みなみの解体】では、お客様が
「あとで高額な請求が来たらどうしよう…」
と不安にならないよう、誠実で明瞭なご案内を常に心がけています。