~階段からスロープへ。今こそ考えたい“玄関リフォーム”の話~
昔は気にならなかった段差が、いつの間にか「ちょっと怖い」「よいしょっとが辛い」になっていませんか?👣💦
とくに毎日使う玄関まわりは、ライフスタイルや年齢の変化に大きく影響される場所です。
そこで今回は、
「玄関前の階段を撤去してスロープに変更する工事」について、その背景や施工の流れ、費用・注意点までわかりやすくお届けします。
👵 昔はよかった。でも今は…
若い頃は何気なく上り下りしていた玄関の階段も、年齢とともに「転びそう」「荷物があると危ない」など、日常の小さな“ヒヤリ”が増えてきます。
また、将来的に車椅子を使うかもしれない、歩行器やベビーカーを押して出入りすることが増える、そんな可能性もゼロではありません。
だからこそ、早めの準備として「段差をなくす」工事が注目されています💡
🏗 スロープ化のための工事って、どんなことをするの?
「ただ階段を壊して斜めにすればいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実際はそう単純ではありません😅
なぜなら、スロープを安全に設けるためには、勾配・幅・滑り止め・排水勾配・手すりの有無など、考慮すべき点がたくさんあるからです。
🔧 主な工事の流れ(例:既設階段→スロープ化)
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現地調査・勾配確認(法的制限の確認含む)
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既存の階段・下地コンクリート撤去(解体)
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新たなスロープ形状の造成(下地整備・転圧)
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コンクリート打設 or 仕上材施工(タイル・洗い出し等)
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手すり・縁石・雨水勾配調整などの付帯工事
👷♂️ 現場によっては重機が入らず、手作業での撤去・整形になることもあります。
📏 勾配(角度)にはルールがある?
はい、あります☝️
たとえばバリアフリーの基本設計では、1/12勾配以下が推奨されます。
🔹 1/12勾配 = 12mで1mの高低差
🔹 つまり高さ30cmの段差をスロープで解消するには 約3.6mの奥行 が必要!
したがって、敷地の奥行や玄関前のスペースが限られている場合は設置できないことも。
このように、法律(バリアフリー新法や建築基準法)と敷地条件のバランスも重要です。
💰 気になる費用の目安は?
では、玄関階段を撤去してスロープに変更する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
下記はあくまで目安です(税別)。
内容 | 単価・目安 | 備考 |
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階段撤去(コンクリート) | 20,000〜40,000円/式 | ハツリ・処分含む |
スロープ造成工事(3~5m) | 80,000〜150,000円 | モルタル・コンクリート仕上げ |
手すり設置(片側) | 25,000〜40,000円/3m程度 | 材質や形状による |
仕上げ材(タイル・洗い出し) | 10,000〜25,000円/m² | 防滑性含む |
排水・縁石・仕上げ調整 | 10,000〜30,000円 | 敷地条件により変動あり |
📌 合計の目安:15万〜30万円前後(規模によって変動)
⚠️ 注意しておきたいこと
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勾配が急すぎると危険⚠️ → 雨の日は特に滑りやすく、危ないです。
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段差解消には“広さ”が必要 → 設置スペースが限られていると難しい場合も。
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既存の玄関ポーチ・土間の構造によっては追加工事が必要 → 補強や補修が伴うこともあります。
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自治体の補助制度が使えることも! → バリアフリー改修補助などに該当する可能性があります。
🧩 まとめ:生活の変化に合わせて、玄関も“今の形”へ
日々の出入りは、「家の第一歩」でもあり「最後の一歩」でもあります。
だからこそ、階段をスロープに変えるだけで暮らしの安心がぐっと増すんです✨
🔧 私たち「みなみの解体」では、古くなった階段の解体から、新しい玄関スロープの施工まで、外構と解体の両面からしっかりご提案できます。
📞 お見積り・現地調査は無料ですので、「いつか不安になる前に…」のご相談、お気軽にどうぞ😊