鹿児島の6月、雨の季節が深まる中、神社の境内に突然現れる大きな「輪」
これは毎年6月30日に行われる**夏越の大祓(なごしのおおはらえ)**という行事のために設置される「茅の輪(ちのわ)」です。
半年間の間にたまった厄や心身の穢れ(けがれ)を祓い、残りの半年を健やかに過ごすための神事。
照国神社や鴨池護国神社など、鹿児島市内でも多くの神社で行われています。
近年では、コロナ禍を経て「心のリセット」や「無病息災」の願いが注目され、この行事に参加する方も増えています。
静かな境内に立つ茅の輪をくぐることで、気持ちがスッと軽くなる、そんな声も少なくありません。
🌿茅の輪くぐりのやり方(簡単です)1.茅の輪の前で一礼 2.左 → 右 → 左 の順に「8の字」に3回くぐる 3.最後にもう一度一礼して参拝へ
※神社によっては立札の説明がありますので、そちらを見ながら行えば大丈夫です。
6月は、気温や湿度の変化で体も心も疲れやすい季節。☘ 心と季節を整えるひとときとして自分の内側と静かに向き合う時間をつくってみませんか?
それだけで、ちょっと前向きになれるかもしれません。
鹿児島市内で体験できる神社(例)
📅ご注意ください
※夏越の大祓は例年【6月30日】に行われますが、神社によっては日程や実施内容が変更される場合もあります。
参加をご希望の方は、事前に各神社の公式サイトやSNS、お電話などで最新情報をご確認のうえお出かけください。☑ 照国神社(鹿児島市照国町)
市街地中心に位置し、茅の輪の設置期間が長く、自由にくぐれるスタイルが人気。
茅の輪の前で写真を撮る参拝者も多く、観光客にもおすすめ。☑ 鴨池護国神社(鹿児島市鴨池)
落ち着いた雰囲気で、家族連れやご年配の方の参拝が多い神社。
厳かに行われる大祓式も魅力。☑ 谷山神社(鹿児島市谷山中央)
地域密着型で、地元の方に親しまれている神社。混雑も少なく、静かに参拝できます。