🐎🍶 2026年は馬の年。馬肉と聞くと鹿児島でもどこか身近に感じられますが、日本で馬肉文化が最初に大きく花開いたのは、お隣の 熊本県 だといわれています。その背景には、熊本藩初代藩主 加藤清正 の逸話があり、戦の最中に軍馬を食した経験が、後に馬肉食として根付いたという話が今も語り継がれています。熊本ではその後、飼育から流通までが整えられ、馬肉は地域を支える食文化、そして産業として大切に育てられてきました。一方で 鹿児島 は、黒牛・黒豚・薩摩鶏といった誇るべき食材の宝庫。馬肉は決して主役ではありませんが、熊本のお隣という土地柄もあり、「特別な食」として親しまれてきた存在です。牛・豚・鶏とはまた違う、あっさりとしながらも旨みの深い味わいは、確かに高価ではあるものの、一口ごとに静かな美味しさを感じさせてくれます。🐴✨ そもそも馬は古くから縁起の良い象徴とされ、「うまくいく」「物事が前へ進む」といった前向きな言葉にも使われてきました。反対に「万事休す」という言葉の中にも“馬”の字があり、人生の浮き沈みを表す存在でもあります。だからこそ馬年は、良い時も立ち止まる時も含めて、自分の歩みを見つめ直す年なのかもしれません。鹿児島の冬、歴史や言葉に思いを巡らせながら味わう馬肉の一皿は、新しい一年をしっかりと歩んでいく力となるのではとも思います。
🏠✨ そして私たちの仕事である「解体」も、どこか馬年の意味と重なる部分があります。家を壊すことは終わりではなく、次へ進むための準備であり、新しい暮らしへの一歩。長年家族を支えてきた建物に感謝しながら、静かに役目を終えてもらう――その時間は、勢いよく走るのではなく、自分の歩幅で前へ進む大切な節目です。馬年にあたる2026年、鹿児島の冬の空気の中で、暮らしや土地を見つめ直し、「これからどう歩んでいくか」を考えるきっかけとして、解体という選択もまた、ひとつの縁起の良い区切りなのかもしれません。🐎🌿