鹿児島の夏といえば…やっぱり「六月灯(ろくがつどう)」🎐✨
でも不思議に思いませんか? “六月”って名前なのに、開催は毎年7月。実はこれ、旧暦が関係しているんです。
昔の日本では、今とはちがう“旧暦(太陰暦)”が使われていて、旧暦の6月は現在の7月ごろ。つまり「六月灯」は本来、旧暦6月に神様へ灯りを捧げる行事でした。今でもその名のまま、7月に行われているんですね🕯️
六月灯のはじまりは江戸時代。薩摩藩主・島津光久公が照國神社で灯籠を奉納したのがきっかけとされています。そこから県内各地の神社に広がり、今では鹿児島の“夏のはじまり”として親しまれています🌙
では、鹿児島の人たちはみんなお祭りに行くの?というと…それぞれです😊
「小さい頃は家族と行ってたな〜」という人もいれば、「最近は混むから地元の神社だけ行く」という人も。でも不思議と、灯籠のあかりを見ると“ああ、今年も夏が来たなぁ”と感じるんですよね。
六月灯の魅力は、にぎやかなお祭りとはちょっと違って、あたたかくてやさしいところ。子どもたちが描いた金魚の絵やひまわりの灯籠、町内の人たちが出す手づくりの屋台、ちょっと照れながら盆踊りを踊るおばあちゃんたち…どれも“地元”のぬくもりが詰まっています🍧💕
主催する神社や自治会の方々にとっても、六月灯はただの行事じゃありません。「子どもたちに地域の文化を伝えたい」「昔ながらの風景を残したい」そんな想いで毎年準備されています。灯籠ひとつにも願いや愛情が込められているんです🌟
2025年も、鹿児島の各地で六月灯が開催されます。照國神社のように花火も楽しめる大きなお祭りから、地元の人たちが集う小さな神社まで、いろんな“灯りの風景”が待っています🏮✨
もし時間があったら、ふらっと浴衣で出かけてみてくださいね。灯籠の光とやさしい風が、きっとあなたの心をふんわりとほどいてくれるはずです🎋🌌
なお、今年の夏は例年以上に暑さが厳しくなると予想されています。お出かけの際は、帽子や水分補給を忘れず、無理のないペースで楽しんでくださいね☀️🍃